法律トラブル相談集

管理業務の委託

預金口座の名義変更について
 このたび、理事長に選任されました。管理組合口座の届出印と通帳の保管状況を確認したところ、届出印は管理組合が保管し、通帳は管理会社が保管していました。大切な管理組合の財産ですので、通帳も管理組合で保管したいのですが、どのような手続きが必要でしょうか?なお、当マンションの管理規約は標準管理規約に準じています。

answer

 管理組合口座の通帳を管理会社が保管しているのは、管理組合との管理委託契約によるものです。通帳の保管者を管理会社から管理組合に変更することは管理委託契約の内容変更を伴うため、総会の決議が必要です。
 また、マンション管理適正化法において、通帳の保管者の変更は契約条件の変更とされることから、総会決議に先立ち、管理会社による重要事項説明会の開催も必要です。
 管理組合の通帳残高はマンションの規模によっては数億円以上に達することもあります。届出印と通帳を両方とも管理組合で保管することは、結局は盗難や役員の不正等による財産の毀損の責任を保管責任者の役員個人に帰することとなります。これだけの金額ですと、多くの場合、万が一の盗難・不正等の事態が発生したときには到底個人で賠償できる規模ではありません。
 マンション管理適正化法および関係規則・省令により、国土交通省登録のマンション管理業者には管理組合の財産の管理方法が詳細かつ厳格に定められており、必要に応じて保証措置を講じることも義務付けられています。
 こうした背景から、「役員等による個人管理」よりも法律で規制を受けた「マンション管理業者」に通帳の保管を委託する方法がより安全・安心であるとして、届出印を管理組合で、通帳を管理会社で保管する運用が一般的です。

編集/合人社計画研究所法務室
監修/桂・本田法律事務所本田兆司弁護士

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